クオリア構造学が目指すもの
1. 他者理解で新人間観を導く
2. 関係性でクオリアを理解
3. 意識研究第3世代をリード
クオリア構造 = クオリア同士の関係性が織り成す構造
「クオリア構造学の創成」 領域概要
主観意識と客観的な物質としての脳は、全く異なる世界に属すのだろうか? 意識の中身であるクオリアと脳はいかに関係しているのか? 意識と脳の問題は、科学的な興味に留まらず、現実社会における人の気持ちの理解の困難に伴う問題にも直接関わる。意識のクオリアは、客観的な言語で定義することすら難しいため、従来の意識研究では、知覚刺激を固定し、経験を「見えた・見えない」という二値的な判断に還元し、その神経相関の探求を試みた。近年、我々は視覚クオリア間の類似度を大規模に計測することでクオリアの構造を特徴づけ、その神経相関とその情報構造を明らかにする新パラダイムを確立した。本領域は、現象学・発達・構成論を加え、知覚と感情クオリアに集中することで、クオリア構造学を創成する。本領域の成果は、他者意識の理解や、動物や人工物の意識理解など、一般社会へも広く還元されうる答えを生み出す新融合領域の創成である。
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領域代表 ATR(国際電気通信基礎技術研究所)・モナシュ大学 土谷尚嗣
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メンバー
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意識研究ネットワーク
Asia-Pacific Consciousness Network (APCN)
Consciousness Research Network